【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「柚希、どうかしたか?」


ななくんが私の異変に気づいた。


「実はさ.....」


私は、さっきの三緑さんとの出来事を話した。


「ホント、柚希ってモテるよね。」


友紀?


私、そこ重要視してないよ。


ちょっと唖然。


「三緑兄さんが柚希をね。」


ななくんは、信じられないみたい。


「どうしたらいいのかな?」


だって、私がなんかしたって無駄みたいだし。


すでに諦めモードだよ。


「なぁー。
そういえばさ。
三緑兄さんの痣を見た時さぁ。何色だった?」


痣の色?


なんで?


「たしか....
赤でしょ?
だから、火傷って言うかさ。
怪我したばっかだと思ったの。
てか、ななくんも赤かったじゃん。」


「この痣さ。
すげぇー、都合よくできあがってんだよ。」


てか、なんでこんなに痣の話ばっかするんだ?
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