【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「雄一、ありがとうね。」

「えっ?」


突然、お礼をいう柚。


なんかしたか?


俺は、わからず目を細めた。


「三緑さんのこと....」


あぁー。


聞いたのか.....


「俺は、柚を愛してるから。
柚の苦しみは、俺の苦しみだから。
柚の苦しみをなくしたかったんだ。」


愛してなきゃさ。


苦しみをなくしたいとか思わないだろ?


「ありがとう。」


柚が、俺一に抱きついた。


「別に....」


俺は、そんな気にならないほど頭の中は一つのことで占めてた。


いつもじゃ、ありえないぐらい柚に素っ気ない気がする。


てか、マズいかな?



頭の中がな。


男なら仕方ないだろ?
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