【長編】Lover only of name[おまけ追加]
私が雄一とつきあう前の話。


それは、女友達でカラオケに行った日の事だ。


盛り上がり最高の時に


『最低点とったら、好きな人に告白ね』


悪魔の囁きだった。


誰も反対する人はいなかった。


私は、反対したかったけどそんな空気じゃなかった。


曲は、自分が一番点数をとる自信がある曲で競った。


初めから謀られていたのかもしれない。


順番的に私が最後。


他のみんなは、接戦で友紀がギリ最低点。


友紀は、卑怯だ。


私をわざと笑わせたりして真剣に歌わせてもらえなかった。


案の定、私が最低点。


反論したけど、却下された。


私は、好きな人に告白。


友紀は、私の好きな人を知ってたから。


「柚希は、中畑くんに告白ね。」


他の友達もニヤニヤしながら楽しそうだった。


私は、諦めた。


「わかった。
中畑くんに告白するよ。
けど、私、中畑くんと話したことないんだけど....」


「まかせて。
明日、中畑くんを呼び出すから、柚希は告白だけすればいいの。」


なんか、初めから決まってた展開みたいに言われる。


私は、ムカつきながらも明日のことでの胸のドキドキの方がしめていた。
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