【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「柚、とりあえず家、探そうか?」


「うん。」


柚は、笑顔で答えた。


「俺の職場は、そんな遠くないから....
俺らの実家の近いとこにしようか?
柚を一人にするのは心配なとこもあるし....」


俺は、柚が超心配。


やっぱ、自分の事より、柚の事だろ?


俺らしいだろ?


「雄一の要望は?」


「はっ?」


柚は、俺の気も使うんだ。


嬉しいな。


「私の事より、雄一は?」


もう一度、言い直すし。


てか、さっきよりきつめかな?


まあ、俺が柚だけを気にするからかな。


「俺は、柚がそばにいればいいから。」


そうだよ。


柚さえいればいいんだ。


俺って、変わらないよな。
< 234 / 245 >

この作品をシェア

pagetop