【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「俺らも帰ろ。」


「うん。」


俺は、また一緒に帰れるようになって嬉しい。


隣で柚が笑っていると俺も笑顔になる。


「なぁ。」


俺は、さっきの事を聞くことにした。


「な〜に?」


ちょっと不機嫌チックに言ってしまったが、柚は笑顔で聞き返してくれた。


「佐々木って、いつも俺の事あんなん言ってんの?」


「?」


もしかして、マズったかな?


盗み聞きしたから。


「犬って言ってたじゃん。」


けど、仕方ないだろ。


「あぁ〜」


柚は、やっぱり苦笑いだ。


「柚の返しだってよ〜。」


俺は、拗ねはじめた。


「てか、盗み聞きはないんじゃない?」


柚は、冷たく言った。


「そんなんいうなよ〜」


俺は、困った。
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