【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「ありがとう。
私、雄一を好きになってよかった。」


柚は、滅多に言わない


『好き』


を言ってくれた。


しかも、俺の腕に抱きついた。


こんなん初めてだ。


「うわっ。」


俺は、吃驚した。


「どうかした?」


しかも、柚が俺の肩に頭をのせた。


「なんか、いつも俺より柚がしっかり者だから甘えられて嬉しいけど吃驚。」


マジ甘えた柚は、かわいい。


すげぇ、嬉しい。


俺は、柚の家の前に着き。


「柚、明日な。」


その一言だけで、わかれた。



唯一、俺がクールな瞬間。


てか....


マジ触れたい。


抱きしめたいし、キスしたい。


柚が好きすぎてわからねぇ。


隣にいるだけで幸せだし。


柚と手をつなげるだけで健全なつきあいだ。


あの時は、柚を抱きしめた。


今考えれば、あれが最大のふれあいだ。


大切すぎるとなにもできないなんてな。


マジ俺ってヘタレだな。


柚は、どう思ってるんだろう。


逆に柚が積極的だと思う。


今日なんて....


『好き』


と言ってくれたり、腕に抱きついたりとかね。


マジ、幸せ。
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