【長編】Lover only of name[おまけ追加]
はじめは、つきあいは、順調だった気がした。


雄一は、私を優先してくれたし。


登下校も一緒。


けど、1ヶ月くらい経つと。


それは、変化してきて....


一緒にいることが減ってきた。


それは仕方ないことだ。


私は、理解している。


「あんたねぇ〜」


友紀は、呆れてる。


「私はいいの。
たまに一緒にいれれば。」


私って、変わってるのかな?


それも知ってる。


彼氏が女の子と仲良くしてても嫉妬しない。


嫉妬できないんだ。


だって、好きだからつきあってくれてるんでしょ?


そう思うから。


束縛はしない。


「柚希って、理解ある彼女っていうか冷たいって言うか。」


「私がいいんだから気にしないで。」


「そうだけど....」


友紀は、やっぱ納得いかないみたい。


わかるよ。


だけど。


私は、みんなみたいにできないの。


「私が許せないのは、浮気とかじゃなくて本気だから。」


友紀が首を傾げた。


「柚。
今日、まゆちゃんとみきちゃんと帰るから。」


「わかった。
じゃあね。」


私は、雄一に笑顔で答える。


「あぁ。」


機嫌を損ねる雄一。


「柚希ちゃん、ゆうを借りるね。」


まゆちゃんかみきちゃんが笑いながら言った。


そうして、雄一は、女の子と帰っていった。
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