【長編】Lover only of name[おまけ追加]
「柚希が疎いのは、仕方ないよ。
嫉妬ってわからないんだから。」


「なんでですか?」


雄一がななくんに聞き返した。


私に聞けばいいのに....。


「柚希は、嫉妬する前に諦めるから。
なっ?」


ななくんは、私に確認するように聞いた。


「だって....嫉妬した醜いとこ見せたくないから....」


私は、周りに聞こえるか聞こえないかの声のトーンで言った。


「じゃあ.....」


雄一は、ガーンって顔をした。


相当、ショックを受けたみたいだ。


「中畑くんは、大丈夫よ。
柚希は、自分が嫉妬に狂うのが怖いだけだから。」


やっぱり、友紀は、すごい。


私の言いたいことを伝えてくれる。
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