【長編】Lover only of name[おまけ追加]
私は、顔を下に向いたまま上にあげれなくなった。


だって、今すごい顔が真っ赤だから。


雄一になら、すべてをあげたい。


壊すほどに愛されたいって。


前に雄一に私の想いは伝えた。


「てかさ....雄一くんは、恥ずかしげもなくなんでそんなん言えるわけ?」


ななくんが聞いた。


私も前から思ってた。


だって、雄一とつき合うようになってから赤面症になった気がする。


普段からクールめな私だから顔に感情の起伏はない。


「柚に想いが伝わるなら、恥ずかしくない。」


私って、本当に愛されてるんだ。


嫉妬してくれるのだって、すごい嬉しい。


前なら、こんな私にとかって思ってたから。


やっぱ、心だけじゃなく体を繋げた方がいいのだろうか。


雄一を少しでも安心させたい。


私だって、暗い思考をするときもある。


だけど....


伝わらない。


もっとわかりあいたいから。


「俺と友紀ちゃんは、先に行くな。」


ななくんは、私と雄一の空気を察して友紀を連れ出した。


結果オーライだった。
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