心のラブレター
「美優が…。
美優がいなかったら、愁はあたしのものだったのにー…。
あたしのものだったのに!」




チクッ



心が痛い。




そうだよね…


あたしがー…。




「ごめん。」




亜優が悲しそうに謝った。





亜優が言ってることは正しいよ。




亜優が謝る必要ないよ。




そう言いたかった。





けど、言えなかった。
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