心のラブレター
「失恋するのってね、運命の人に会うためにあるんだって。
亜優が愁くんを好きなように、
亜優を大切に思ってくれるひとが現れるよ。絶対。」






「あたしの運命の人かぁ…。」




「そっ!!愁くんがいなくても、あたしがいるよ。あたしを彼氏だと思って!!」




「なによそれ。」






亜優は笑っていた。





────運命。





あたしと悠河は



────運命





なの?
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