みんなのうた
中途半端
「辞めるのか辞めないのか、はっきりしてくんない?こっちだって、はっきりしてもらわなきゃ困るんだけど。」
昼休みの教室
私は、仲が良かったはずの部活仲間に囲まれていた
「中途半端な気持ちで部活やられても、迷惑。」
「頑張るから、私、頑張る…」
「頑張るって?何を?」
矢のような視線が、
私の口を塞いだ。
怖い
怖い
怖い
笑顔しか見たことのないみんなの私への非難の目は、
氷よりも冷たく、
炎よりも熱かった。