僕ときみ

 ただいま~♪


 当たり前のように
 ふたりで帰宅。

 僕の小さなあたまは真っ白。

 ふふふふふ

 きみの笑い声だけ頭に響く。

 それはまるで
 魔女の笑い声のように
 僕の胸をしめつけた。

 どうか夢であるように、

 いま眼を閉じて開けたら
 いつもと変わりのない生活を。

 わけのわからないことを
 僕はかんがえた。

 でも目をあけて映るのは

 きみとあの人。

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