僕ときみ


 きょうご飯ご馳走しようと
 おもって。

 って

 きみがいう。

 そっか。良かったじゃん。

 よろこぶフリしてこぶしをつくる。


 冷静になってあの人を見ると
 あの人のうしろに居る

 アイツに気が付いた。

 アイツの眼はさびしそうで
 今にも泣き出しそうだった。

 僕の胸は

 きゅーっ

 と小さくなった。

 アイツの眼はあの人を
 見つめてた。

 僕はわかった。

 あの人のこと、
 好きなんだ、、、、、、。

 僕と、同じなんだ、、、、、?

 僕に気付いたアイツは

 よっ

 みたいな感じで手をあげた。


 だから僕はえしゃくした。

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