愛しいキミへ
この言い方で場所をわかってもらえると嬉しい。
俺と直哉で登れるところを発見したんだ。
どこだかは、俺ら二人の秘密♪
「やっぱり購買のこのパン旨いわ〜♪」
買ってきたパンを早速食べる。
元気に明るく食事しながら喋る俺を直哉は静かに見つめてきた。
「直哉、昼メシ食わねぇの?」
「食べるけど…お前、由香利ちゃんにメール返したの?さっきは会話中途半端になっちまったから。先に話そうぜ。」
そう言うと、紙パックにストローを差し一口飲んだ。
いつも相談している相手だけに、話さないわけにはいかない。
「すぐに返したよ。付き合ってる人いるから会えないって。」
「由香利ちゃんからの返事は?」
「…あったよ。」
ポケットから携帯を取り出しメールを開く。
二時間目の授業中に由香利から返事がきていた。
【知ってる。だから、会いたいの。会って私の話を聞いて。】
絵文字もなく、淡々と綴られた文字たち。
読んだ直哉もどうすれば良いのか分からない様に、眉をひそめた。
「…一度会った方が良いのかな…?」
自分だけでは、答えが出せなくてまだ返事は送っていない。
俺と直哉で登れるところを発見したんだ。
どこだかは、俺ら二人の秘密♪
「やっぱり購買のこのパン旨いわ〜♪」
買ってきたパンを早速食べる。
元気に明るく食事しながら喋る俺を直哉は静かに見つめてきた。
「直哉、昼メシ食わねぇの?」
「食べるけど…お前、由香利ちゃんにメール返したの?さっきは会話中途半端になっちまったから。先に話そうぜ。」
そう言うと、紙パックにストローを差し一口飲んだ。
いつも相談している相手だけに、話さないわけにはいかない。
「すぐに返したよ。付き合ってる人いるから会えないって。」
「由香利ちゃんからの返事は?」
「…あったよ。」
ポケットから携帯を取り出しメールを開く。
二時間目の授業中に由香利から返事がきていた。
【知ってる。だから、会いたいの。会って私の話を聞いて。】
絵文字もなく、淡々と綴られた文字たち。
読んだ直哉もどうすれば良いのか分からない様に、眉をひそめた。
「…一度会った方が良いのかな…?」
自分だけでは、答えが出せなくてまだ返事は送っていない。