愛しいキミへ
「…誰にとは教えられないけど、告られてた。」
本当の話を・・・告られてたことを言ったら沙菜はどう思うんだろ。
どんな反応をするんだろ。
彼氏が告られてたって知ったら──
「へぇ〜モテるんだね♪誰に!?」
「…女子に」
ズキッ
・・・普通、自分の彼氏が告白なんてされたら、ヤキモチ妬くもんじゃね?
俺は沙菜が告られるなんて絶対やだよ。
─これが気持ちの温度差なのかな
俺の気持ちなんかわかってない沙菜は、どんどん追求してくる。
「女子って…それはわかってるよ。誰だか知りたいの〜!」
ちょっとはヤキモチ妬けよ・・・
泣きて〜
「秘密だよ。ただ超可愛い子だったな♪」
「そうなんだぁ。」
わざと明るく話し、DVDを再生させる。
傷ついた時間を忘れたかった。
「…もちろん振ったんだょね」
「え…?」
映画が始まって少し経った頃、ポツリと話された言葉。
横を見れば、TVの方を見たままの沙菜がいる。
・・・どことなく表情が不安げ?
「そりゃ…沙菜と付き合ってんだから、当たり前…じゃん?」
沙菜はこっちを見ない。
本当に話し掛けられたのか、不安になった。
反応もないし空耳?
本当の話を・・・告られてたことを言ったら沙菜はどう思うんだろ。
どんな反応をするんだろ。
彼氏が告られてたって知ったら──
「へぇ〜モテるんだね♪誰に!?」
「…女子に」
ズキッ
・・・普通、自分の彼氏が告白なんてされたら、ヤキモチ妬くもんじゃね?
俺は沙菜が告られるなんて絶対やだよ。
─これが気持ちの温度差なのかな
俺の気持ちなんかわかってない沙菜は、どんどん追求してくる。
「女子って…それはわかってるよ。誰だか知りたいの〜!」
ちょっとはヤキモチ妬けよ・・・
泣きて〜
「秘密だよ。ただ超可愛い子だったな♪」
「そうなんだぁ。」
わざと明るく話し、DVDを再生させる。
傷ついた時間を忘れたかった。
「…もちろん振ったんだょね」
「え…?」
映画が始まって少し経った頃、ポツリと話された言葉。
横を見れば、TVの方を見たままの沙菜がいる。
・・・どことなく表情が不安げ?
「そりゃ…沙菜と付き合ってんだから、当たり前…じゃん?」
沙菜はこっちを見ない。
本当に話し掛けられたのか、不安になった。
反応もないし空耳?