愛しいキミへ
教室にはまだ10人ほど、人が残っていた。
勉強している奴もいれば、携帯をいじっている奴、話し込んでる女子、それぞれの時間を過ごしている。
学校から言われている設定温度を無視し、温度を低くつけられているクーラーで、教室は少し肌寒いほど冷えていた。
自分の席につくと前の席には直哉の姿があった。
携帯をいじっている。
そ~っと後ろからのぞみこむ。
「…今日は面談で行くの遅くなる。…桜ちゃんへメール?」
俺の言葉を聞き、驚いて振り向いた。
「見んじゃねぇよ。」
「ごめんごめん。面談これからなんだ?」
「そうなんだよ」っと返事をしながら、直哉は話しやすいように後ろ向きに座り直す。
その顔は少し暗い。
「前の奴がなかなか終わらなくてさ、予備校に間に合わねぇんだよ。」
「マジか…。だから、桜ちゃんにメールしてんだ。」
「そう。…てか、マジで遅すぎ。雅樹は終わった?」
「終わったよ…。」
さっきまで先生としていた話を思い出してしまい、ため息をついた。
落ち込む俺の姿を見て、直哉も不安そうな顔をした。
「…そんなにキツいこと言われんの?」
「そんなんじゃねぇよ。」
模試の結果が悪く、第一志望変更を勧められたことを話す。
やべぇ~
話すとさらに落ち込んでくるわ・・・
勉強している奴もいれば、携帯をいじっている奴、話し込んでる女子、それぞれの時間を過ごしている。
学校から言われている設定温度を無視し、温度を低くつけられているクーラーで、教室は少し肌寒いほど冷えていた。
自分の席につくと前の席には直哉の姿があった。
携帯をいじっている。
そ~っと後ろからのぞみこむ。
「…今日は面談で行くの遅くなる。…桜ちゃんへメール?」
俺の言葉を聞き、驚いて振り向いた。
「見んじゃねぇよ。」
「ごめんごめん。面談これからなんだ?」
「そうなんだよ」っと返事をしながら、直哉は話しやすいように後ろ向きに座り直す。
その顔は少し暗い。
「前の奴がなかなか終わらなくてさ、予備校に間に合わねぇんだよ。」
「マジか…。だから、桜ちゃんにメールしてんだ。」
「そう。…てか、マジで遅すぎ。雅樹は終わった?」
「終わったよ…。」
さっきまで先生としていた話を思い出してしまい、ため息をついた。
落ち込む俺の姿を見て、直哉も不安そうな顔をした。
「…そんなにキツいこと言われんの?」
「そんなんじゃねぇよ。」
模試の結果が悪く、第一志望変更を勧められたことを話す。
やべぇ~
話すとさらに落ち込んでくるわ・・・