愛しいキミへ
「大丈夫だよ。面談に向かうとこだったから元気なかっただけ。」
「そっか!じゃあ良かった♪」
・・・明日は直哉をいじってやろう
ちょっと意地悪なことを考えていると、また思い出したように聞かれた。
「そういえば!雅樹の志望校聞いてないや!どこなの?」
避けてきた話題をふられ焦る。
「え…っと、まだ…決まってないんだよね。」
「そんなんで今日の面談が無事に終わるわけないでしょ…。」
しどろもどろで誤魔化す俺をムッとした顔で見てくる。
すると突然、沙菜が俺の鞄に手を伸ばし中を探り出した。
「ちょっ…!!何してんだよ!?」
「こないだの模試の結果返されたでしょ!それ見ればわかるもん。」
「勝手に探すなよ!!」
慌てて止めよとしたが、テーブルを挟んで向かい合っていたため、止めるのが間に合わなかった。
「あった~!!」
沙菜の手にはぐしゃっとなってしまっている模試の結果。
ヤバイっ!!
見られるっ!!
見られる前に取ろうと手を伸ばしたが、沙菜が取られないようにと手をひいた。
すると慌てていたのもありバランスを崩して倒れこんだ。
顔を上げると、沙菜の顔が目の前にあった。
座っている沙菜の上に倒れてしまったようだ。
カァァァっと顔を赤くする沙菜。
俺も耳が熱くなるのを感じた。
「そっか!じゃあ良かった♪」
・・・明日は直哉をいじってやろう
ちょっと意地悪なことを考えていると、また思い出したように聞かれた。
「そういえば!雅樹の志望校聞いてないや!どこなの?」
避けてきた話題をふられ焦る。
「え…っと、まだ…決まってないんだよね。」
「そんなんで今日の面談が無事に終わるわけないでしょ…。」
しどろもどろで誤魔化す俺をムッとした顔で見てくる。
すると突然、沙菜が俺の鞄に手を伸ばし中を探り出した。
「ちょっ…!!何してんだよ!?」
「こないだの模試の結果返されたでしょ!それ見ればわかるもん。」
「勝手に探すなよ!!」
慌てて止めよとしたが、テーブルを挟んで向かい合っていたため、止めるのが間に合わなかった。
「あった~!!」
沙菜の手にはぐしゃっとなってしまっている模試の結果。
ヤバイっ!!
見られるっ!!
見られる前に取ろうと手を伸ばしたが、沙菜が取られないようにと手をひいた。
すると慌てていたのもありバランスを崩して倒れこんだ。
顔を上げると、沙菜の顔が目の前にあった。
座っている沙菜の上に倒れてしまったようだ。
カァァァっと顔を赤くする沙菜。
俺も耳が熱くなるのを感じた。