愛しいキミへ
「自然にやっててさ、二人が本当に【恋人同士】って感じだったんだよね。」
さっきまでからかっていた笑いとは違った笑顔が俺に向けられる。
「幸せそうだなーって思ったよ。」
「…急に真面目になるなよ。どう言えばいいか、わかんなくなるわ。」
「沙菜ちゃんの気持ち…少しづつ、雅樹に向いているといいな。」
涼しい風が二人の間を吹き抜ける。
お互い何も言わずに、たこ焼きを食べ続けた。
「サンキューな。」
ポツリっと直哉にお礼を呟く。
【恋人同士】って言われて本当に嬉しかった。
もっと・・・もっと・・・
他の誰から見ても恋人に見えるようになりたい
───沙菜に好きだと思われたい
「…そろそろ、どっか行く?」
食べ終わった器を持ち、直哉が立ち上がる。
俺も立ち上がり、近くに設置されたゴミ箱に器を捨てた。
文化祭用に段ボールで作られた簡易ゴミ箱は、すでにゴミで溢れていた。
回収係の文化祭委員は大変そうだな・・・
「この1-6がやってる【犯人を探せ!!】って楽しそうじゃね?」
パンフレットを広げ、1-6の教室を指差した。
「…どんなのか想像出来ないんだけど。気になるから行ってみようぜ♪」
直哉もノリノリ♪
行くところも決まり歩きだした。
さっきまでからかっていた笑いとは違った笑顔が俺に向けられる。
「幸せそうだなーって思ったよ。」
「…急に真面目になるなよ。どう言えばいいか、わかんなくなるわ。」
「沙菜ちゃんの気持ち…少しづつ、雅樹に向いているといいな。」
涼しい風が二人の間を吹き抜ける。
お互い何も言わずに、たこ焼きを食べ続けた。
「サンキューな。」
ポツリっと直哉にお礼を呟く。
【恋人同士】って言われて本当に嬉しかった。
もっと・・・もっと・・・
他の誰から見ても恋人に見えるようになりたい
───沙菜に好きだと思われたい
「…そろそろ、どっか行く?」
食べ終わった器を持ち、直哉が立ち上がる。
俺も立ち上がり、近くに設置されたゴミ箱に器を捨てた。
文化祭用に段ボールで作られた簡易ゴミ箱は、すでにゴミで溢れていた。
回収係の文化祭委員は大変そうだな・・・
「この1-6がやってる【犯人を探せ!!】って楽しそうじゃね?」
パンフレットを広げ、1-6の教室を指差した。
「…どんなのか想像出来ないんだけど。気になるから行ってみようぜ♪」
直哉もノリノリ♪
行くところも決まり歩きだした。