愛しいキミへ
「見とれるほど愛しい彼女に、喜んでもらえるプレゼント探そうぜ!」

暗くなる話を終わりにして、日曜日の予定やプレゼントの相談をした。




──日曜日

地元の駅から20分ほど行った駅前にいる。
10時25分。
直哉との待ち合わせまであと5分。
少し早めに着いた俺は改札のところで直哉を待っていた。

雑誌の特集を見ながら、二人でプレゼントの相談をしたものの、決めることが出来なかった。
なので色々な店が多く入っているショッピングセンターで選んで決めることにした。
そのショッピングセンター近くの駅で待ち合わせ中。

「悪い!待たせた!!」

時間ぴったりに直哉が到着。
夏休みぶりの私服姿・・・なんか見慣れない。

「時間ぴったりだよ。行こうぜ。」
「おう!あっちだよな。」

二人で出掛けるのが久しぶりだからか、少しウキウキしてしまう。
隣を歩く直哉も笑顔で楽しそうだ。

駅から5分ほどで到着したショッピングセンター。
映画館も入っているくらい大きくて広いところだ。
日曜ということもあり、カップルや家族連れで賑わっている。

「ここ久しぶりに来たけど、やっぱり広いなぁ~。」
「これだけ広ければ、店もたくさんだな!」
「なんかしら良いプレゼントあるだろう♪」
「だな♪」

意気揚々と1階の端から店を見て回り出した。
< 175 / 276 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop