愛しいキミへ
年が明けて、とうとう受験本番。

直哉とタケからお守りを貰った。
俺の合格祈願をしてきてくれたらしい。

母親からもお守りを貰った。
なぜかピンク色の可愛らしいお守り。
父さんと二人で初詣に行っていたから、その時に買ってきたみたいだ。

息子にピンクって・・・
母さんは何を考えているんだか・・・


センター試験から始まり・・・K大を受験した。
滑り止めは受けなかった。
他の大学を受けることも考えたけど、どうしても受ける大学を選べなかった。
もしK大に落ちて他が受かっても、俺は行かないと思ったから。
だったら受験するだけ無駄。
K大一本で勝負することにした。


一年間必死で勉強した。
受験当日、やれるだけのことはやったと思う。

とりあえず一段落。
・・・てことで受験の次の日は直哉とカラオケで大騒ぎ!
途中からタケも合流して楽しんだ。

久しぶりに勉強のことを考えずに遊んだ。
思いっきり遊んでスッキリした。
自覚がなかっただけで、受験のストレスは溜まっていたみたいで・・・遊んだ後は生き生きしたって言われた。


あとは無事に合格するのみ!
結果発表までそわそわ落ち着かない日が続いた。
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