愛しいキミへ
「このあと時間ある?俺の家に来いよ。」
「行く…!」
やっと悠兄の本心が聞ける
・・・そう思った時、ポケットに入っていた携帯が鳴り始めた。
着信の相手は直哉。
やばっ
会う約束してたのすっかり忘れてた・・・
「…悠兄ごめん!このあと用事があったんだ…また今度で良い?」
直哉からの電話の内容は予想がつくから、着信を少し無視。
「そっか。急だもんな。じゃあ連絡するから、近いうちに話そうな!」
「わかった!俺も連絡するね。」
「あぁ。用事あるのに引き止めてて悪かったな。じゃあな。」
悠兄は笑顔で大学の中に入っていった。
俺は悠兄の姿が見えなくなってから、直哉へ電話をかけ直す。
案の定、時間になっても待ち合わせ場所に来ない俺への催促の電話だった。
サークル勧誘に捕まっていたと…半分本当の言い訳をして、急いで待ち合わせ場所へと急いだ。
K大の近くまで直哉が来てくれていたのですぐに合流出来た。
この日は悠兄のことが頭から離れなかった。
すぐに悠兄と話ができると思っていた。
・・・が、授業とバイトで忙しい悠兄と慣れない授業に戸惑う俺は時間が合わない。
夏休み前に試験もあり話す機会がなかった。
試験が終わり、俺もバイトを始めた。
家の近くにあるレンタルビデオ屋。
悠兄のように塾の講師も考えたけど・・・自分の勉強で精一杯なのに、人に教える自信なんて持てなかった。
バイト先が家から近いから、よく同級生に会う。
元気そうな友達の顔を見れると嬉しくなる。
大学生として初めての夏休みはバイトに明け暮れた───
「行く…!」
やっと悠兄の本心が聞ける
・・・そう思った時、ポケットに入っていた携帯が鳴り始めた。
着信の相手は直哉。
やばっ
会う約束してたのすっかり忘れてた・・・
「…悠兄ごめん!このあと用事があったんだ…また今度で良い?」
直哉からの電話の内容は予想がつくから、着信を少し無視。
「そっか。急だもんな。じゃあ連絡するから、近いうちに話そうな!」
「わかった!俺も連絡するね。」
「あぁ。用事あるのに引き止めてて悪かったな。じゃあな。」
悠兄は笑顔で大学の中に入っていった。
俺は悠兄の姿が見えなくなってから、直哉へ電話をかけ直す。
案の定、時間になっても待ち合わせ場所に来ない俺への催促の電話だった。
サークル勧誘に捕まっていたと…半分本当の言い訳をして、急いで待ち合わせ場所へと急いだ。
K大の近くまで直哉が来てくれていたのですぐに合流出来た。
この日は悠兄のことが頭から離れなかった。
すぐに悠兄と話ができると思っていた。
・・・が、授業とバイトで忙しい悠兄と慣れない授業に戸惑う俺は時間が合わない。
夏休み前に試験もあり話す機会がなかった。
試験が終わり、俺もバイトを始めた。
家の近くにあるレンタルビデオ屋。
悠兄のように塾の講師も考えたけど・・・自分の勉強で精一杯なのに、人に教える自信なんて持てなかった。
バイト先が家から近いから、よく同級生に会う。
元気そうな友達の顔を見れると嬉しくなる。
大学生として初めての夏休みはバイトに明け暮れた───