愛しいキミへ
二人についていく形で歩いていた。
見えてきたのは、見覚えのあるアクセサリーショップ。
「あの店のアクセサリーが可愛くてオススメ!一昨年あげたペンダントを桜は今も使ってるよ♪」
そう、ここは二年前に沙菜への指輪を買った店だ。
クリスマスが近いからか、カップルでいっぱいなのがここからわかる。
店内は混みあっているようだ。
懐かしさと・・・指輪を受け取ってもらえなかった悲しさが込み上げた。
指輪を買った時は幸せでいっぱいだったのに、二年後こんな風に沙菜と離れているなんて、想像していなかった。
店に近づく直哉とタケを引っ張って止める。
「…さすがに…あの店には入りたくないわ。」
「そう…だよな。悪い。雅樹のこと考えなさすぎたわ。」
申し訳なさそうにする直哉。
タケも俺の気持ちがわかったみたいで、困ったような顔をしている。
「違うとこでもいいぜ。他にもアクセサリーショップあるだろ?」
「いいよ!俺はこの辺で待ってるから、二人で行ってきなよ♪」
「そうか?じゃあパパッと選んで来るわ!」
「おう!俺のことは気にしないで、ゆっくり選んでこいよ!」
二人に背を向けて、辺りを見る。
座れるベンチを探すがみんな座られている。
どうしようかなぁ・・・
なんて考えていると直哉の声が聞こえた。
「…沙菜ちゃん…?」
バッと振り返る。
歩き始めていたはずなのに、二人は止まっていた。
直哉の隣に行き、視線の先を辿る。
「沙菜がいたの?どこに?」
直哉の視線の先には確かに沙菜がいた。
茶色のダッフルコートを着て、チェックの膝丈のスカートを履いている。
髪がほのかに茶色くなっているような気がした。
見えてきたのは、見覚えのあるアクセサリーショップ。
「あの店のアクセサリーが可愛くてオススメ!一昨年あげたペンダントを桜は今も使ってるよ♪」
そう、ここは二年前に沙菜への指輪を買った店だ。
クリスマスが近いからか、カップルでいっぱいなのがここからわかる。
店内は混みあっているようだ。
懐かしさと・・・指輪を受け取ってもらえなかった悲しさが込み上げた。
指輪を買った時は幸せでいっぱいだったのに、二年後こんな風に沙菜と離れているなんて、想像していなかった。
店に近づく直哉とタケを引っ張って止める。
「…さすがに…あの店には入りたくないわ。」
「そう…だよな。悪い。雅樹のこと考えなさすぎたわ。」
申し訳なさそうにする直哉。
タケも俺の気持ちがわかったみたいで、困ったような顔をしている。
「違うとこでもいいぜ。他にもアクセサリーショップあるだろ?」
「いいよ!俺はこの辺で待ってるから、二人で行ってきなよ♪」
「そうか?じゃあパパッと選んで来るわ!」
「おう!俺のことは気にしないで、ゆっくり選んでこいよ!」
二人に背を向けて、辺りを見る。
座れるベンチを探すがみんな座られている。
どうしようかなぁ・・・
なんて考えていると直哉の声が聞こえた。
「…沙菜ちゃん…?」
バッと振り返る。
歩き始めていたはずなのに、二人は止まっていた。
直哉の隣に行き、視線の先を辿る。
「沙菜がいたの?どこに?」
直哉の視線の先には確かに沙菜がいた。
茶色のダッフルコートを着て、チェックの膝丈のスカートを履いている。
髪がほのかに茶色くなっているような気がした。