愛しいキミへ
会話は、明日の卒業式のことにうつった。
「そういえばさ。明日の卒業式って、何時からか雅樹わかる?」
「今日、帰りにもらったプリントに載ってたから。ちょっと待て。」
プリントに全く目を通してない友人を、ケラケラ笑いながら、プリントを出すために鞄を開ける。
ぐしゃぐしゃになっている紙の塊を鞄から出した。
「この中にあるよ。」
もらったプリントは、鞄に入れるが家で出さない。
てか、出し忘れる。
そのせいで、溜まってぐしゃぐしゃになってしまう。
沙菜に見られたら、確実に怒られるな。
男同士だと、こういうことを気にしないのか、タケは楽しそうだ。
「溜めすぎ。よしっ!宝探し開始〜☆」
「宝って。タケ頑張れ。」
ごそごそと、楽しげにプリントをあさり出すタケ。
その様子を見ながらポテトを食べる。
──ピタッ
タケの手の動きが止まる。
「お宝のプリントは見つかった?」
尋ねると、俺のことを見てにんまりと笑った。
めちゃくちゃ怪しい笑顔・・・。
「なんだよ。気持ち悪り〜…。」
「別に。違う宝見つけただけ♪」
「…違う宝?」
何のことだよ。
タケが見つけたものを、自分の目の高さまであげ、俺に見せる。
「そういえばさ。明日の卒業式って、何時からか雅樹わかる?」
「今日、帰りにもらったプリントに載ってたから。ちょっと待て。」
プリントに全く目を通してない友人を、ケラケラ笑いながら、プリントを出すために鞄を開ける。
ぐしゃぐしゃになっている紙の塊を鞄から出した。
「この中にあるよ。」
もらったプリントは、鞄に入れるが家で出さない。
てか、出し忘れる。
そのせいで、溜まってぐしゃぐしゃになってしまう。
沙菜に見られたら、確実に怒られるな。
男同士だと、こういうことを気にしないのか、タケは楽しそうだ。
「溜めすぎ。よしっ!宝探し開始〜☆」
「宝って。タケ頑張れ。」
ごそごそと、楽しげにプリントをあさり出すタケ。
その様子を見ながらポテトを食べる。
──ピタッ
タケの手の動きが止まる。
「お宝のプリントは見つかった?」
尋ねると、俺のことを見てにんまりと笑った。
めちゃくちゃ怪しい笑顔・・・。
「なんだよ。気持ち悪り〜…。」
「別に。違う宝見つけただけ♪」
「…違う宝?」
何のことだよ。
タケが見つけたものを、自分の目の高さまであげ、俺に見せる。