愛しいキミへ
よく沙菜が
「ずっと三人で仲良しでいようねっ」
って言って
「当たり前だしっ!ねっ悠兄!」
って俺が受け答えて
「そう言う雅樹が真っ先にグレて離れたりしてな。」
って悠兄に笑いながらからかわれて・・・
三人で笑い合ってた。
三人だったおかげか、幼なじみでいつも一緒にいた俺達をからかうやつはいなかった。
だから、高校生になった今でも幼なじみの関係が続けられたんだ。
幸せだった
楽しかった
いつまで三人でいたかった
でも──
そんなの無理だった。
いつからだったかは、はっきりと覚えていない。
小学校の二年生の時だったかな・・・
沙菜に恋心を抱いたんだ。
恋だと自覚したのはこの頃だったけど、もっと小さな時から恋してたと思う。
きっと、いつも沙菜と一緒にいた俺にとってそれは、必然的な想いだったに違いない。
子どもだったから・・・
「好き」って気持ちだけで良かった。
いつまでも想っていられる
いつまでも一緒にいられる
いつでも気持ちを伝えられる
─そう思ってた。
けれど、俺が沙菜を好きになったように、沙菜も必然的な恋心を抱いていた。
沙菜は・・・悠兄を好きになっていた。
何も言わなかったけど、なんとなく感じとれた。
「ずっと三人で仲良しでいようねっ」
って言って
「当たり前だしっ!ねっ悠兄!」
って俺が受け答えて
「そう言う雅樹が真っ先にグレて離れたりしてな。」
って悠兄に笑いながらからかわれて・・・
三人で笑い合ってた。
三人だったおかげか、幼なじみでいつも一緒にいた俺達をからかうやつはいなかった。
だから、高校生になった今でも幼なじみの関係が続けられたんだ。
幸せだった
楽しかった
いつまで三人でいたかった
でも──
そんなの無理だった。
いつからだったかは、はっきりと覚えていない。
小学校の二年生の時だったかな・・・
沙菜に恋心を抱いたんだ。
恋だと自覚したのはこの頃だったけど、もっと小さな時から恋してたと思う。
きっと、いつも沙菜と一緒にいた俺にとってそれは、必然的な想いだったに違いない。
子どもだったから・・・
「好き」って気持ちだけで良かった。
いつまでも想っていられる
いつまでも一緒にいられる
いつでも気持ちを伝えられる
─そう思ってた。
けれど、俺が沙菜を好きになったように、沙菜も必然的な恋心を抱いていた。
沙菜は・・・悠兄を好きになっていた。
何も言わなかったけど、なんとなく感じとれた。