愛しいキミへ
「悠ちゃんと沙菜ちゃんは別れちゃったみたいだし…また三人一緒が見たいものね〜」
その一言を最後にもくもくと、お茶とお菓子の準備を再開しだした。
母さんにとっては、一人言の中で呟いた何気無い一言。
でも、その一言は俺の耳に張り付いて離れなかった。
・・もう戻れないんだよ。
そう心で呟き、部屋へと戻った。
けれど、耳に張り付いた言葉は、簡単には離れていかない。
母さんの側を離れて声なんて聞こえないはずなのに・・・
現実を・・・過去を・・・見たくなんかない。
忘れたいんだ
なかったことにしたいんだ
沙菜の隣にいる今が・・・
沙菜を好きだという気持ちだけが・・・
それだけが・・・
見えてればいいんだ
必死の思いで母さんの声を振り切り、制服から部屋着へと着替え出す。
沙菜と会うけど、部屋の中で勉強するだけだし・・・Tシャツにスウェットでいっか。
お洒落するのも変だし、勉強やる気なく見えるよな。
家が近い沙菜はいつ来てもおかしくない。
ちょっと考えながらも急いで着替えた。
ちょうど着替え終わった時。
ピンポ〜ン
沙菜がきた♪
うきうきしながら、部屋から玄関へ向かう。
すでに、母さんが玄関で沙菜を迎えいれていた。
おいおい。
俺より先に沙菜に会うなよ・・・
その一言を最後にもくもくと、お茶とお菓子の準備を再開しだした。
母さんにとっては、一人言の中で呟いた何気無い一言。
でも、その一言は俺の耳に張り付いて離れなかった。
・・もう戻れないんだよ。
そう心で呟き、部屋へと戻った。
けれど、耳に張り付いた言葉は、簡単には離れていかない。
母さんの側を離れて声なんて聞こえないはずなのに・・・
現実を・・・過去を・・・見たくなんかない。
忘れたいんだ
なかったことにしたいんだ
沙菜の隣にいる今が・・・
沙菜を好きだという気持ちだけが・・・
それだけが・・・
見えてればいいんだ
必死の思いで母さんの声を振り切り、制服から部屋着へと着替え出す。
沙菜と会うけど、部屋の中で勉強するだけだし・・・Tシャツにスウェットでいっか。
お洒落するのも変だし、勉強やる気なく見えるよな。
家が近い沙菜はいつ来てもおかしくない。
ちょっと考えながらも急いで着替えた。
ちょうど着替え終わった時。
ピンポ〜ン
沙菜がきた♪
うきうきしながら、部屋から玄関へ向かう。
すでに、母さんが玄関で沙菜を迎えいれていた。
おいおい。
俺より先に沙菜に会うなよ・・・