オタ×カレ

「ああ、それたぶん二年の古池先輩だよ。細身でメガネで長身の人でしょ~?結構人気ある人だよ~~wwなかなか会える人じゃないんだよ~」

親友のユカに聞いてみた。ユカは新聞部で、かなりの情報網を持っている。

「え??なんで?」

「だってあの人のクラス特進クラスだし。うちらの普通科とはレベルがちがうし、校舎も別だし~~お金持ちだし」

そうなんだ…

「へ~図書室が出現スポットかぁ~情報提供ありがとッ!!」

じゃね!といってユカは自分の席に着いた。

キーンコーン…

授業が始まった。あたしは<古池先輩>について考えていて授業どころじゃなかった。

「じゃあ次の訳を吉野!」

へっ?あたし!? 全然分かんない…

「分かりま…「失礼します。」

クラス中が後ろを振り返った。

そこには
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