オタ×カレ

そこには…

古池先輩がいた。

「ちょっと来て!!」

「えっ!?」

私はまた手をひっぱられる。
も~なんなのよッ!


「昨日…君を連れてここへ来ただろう…」

「え…ここって…」

学校の購買だ。昨日初めて行った。本が売ってるなんて知らなかった。(もう売ってない本も…)
今は授業中だから、開いてない。

「そこで僕は大切なものをなくしてしまったらしい。探してくれるよね?」

「はぁ?」

「半分は君のせいでもあるんだから。」

「いや、自分のせいでしょ!!あたし教室帰りますから!!」

ビンッ
袖をひっぱられる。

「頼む!ほんとに大切なものなんだ!!」

あーもう!!

「わーかーりーまーしーたー!!」

「ありがとう」

わっ…笑った…





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