社会人と女子高生
加奈子には何度も彼女の存在を伝えていた。

それなのに今更そんなことを言われても、俺にはどうしようもない…。


「彼女がいるのはわかってるっ…!!…前に、会社近くで亮君と…彼女が一緒にいるのを見たの…。それでわかったの…私、亮君のことが本気で好きだって…。」

「…そんな事言われても無理だし…それに、あの時別れを切り出したのは加奈子だろ…!?」

「…後悔してるの…別れなきゃ良かった…って…。…お願い…彼女と別れて、私と付き合って…!!」


そう言いながら、加奈子はいきなり俺に抱き着いてきた。
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