社会人と女子高生
イスから離れて加奈子のところへ向かう。

加奈子と共に、誰もいない会議室へ入る。


「…なんで懲りずに呼び出すんだ…?お前だって会社辞めたくないだろ!?」

「…亮君が好きなの…だから…。」

「…何度言われても駄目なものは駄目だよ。」

「…じゃあ…なんで私じゃダメなの?」

「…あいつはさ、いつも俺を気遣うんだよ…。休日は他のカップルみたいに過ごしたいはずなのに、『デートはいつだって出来るから、日曜日くらいゆっくり休んで!』って言うんだよ…。」


申し訳ないと思いつつ、由香里に甘える。
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