社会人と女子高生
本当に私なんかでいいんだろうか…浅賀さんの隣にいてもいいんだろうか…。

そんなことばかりが頭をよぎる。


悩んでいたら、外はオレンジ色の夕日がいた。

その時携帯に着信が来た。

曲と画面表示が浅賀さんであることを告げていた。


「…はい。」

『由香里…今から出られる?』

「…うん。今行く…。」


…前日の電話で浅賀さんは『終わったら会いに行くから!』と言っていた。

でもこんなに早く終わると思っていなかった。


電話を切り、急いで上着を着てプレゼントのマフラーを持って玄関を出る。

すると目の前に浅賀さんが車に乗って待っていた。
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