社会人と女子高生
空はいつの間にか暗くなっていた。

車がようやく着いた場所は、暗くてよく見えない。

浅賀さんが車を止め、助手席に座っている私を外へと連れ出す。


「浅賀さん…ここは…?」


浅賀さんが連れて来た場所は丘の上で、そこから海が見える場所だった。


「今日の報告をするには、こういう場所の方がいいのかと思ってさ。」

「…浅賀さんらしいね。」

「そうか…?それより、本題だけど…加奈子のことははっきりしたよ。…今まで不安にさせてごめん…。」

「いいよ…!仕方ないんだから!!浅賀さんは悪くないよ!」
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