社会人と女子高生
浅賀さんのコートは、あったかくて大きいから、すごく好き…。

すると突然、浅賀さんは渡したばかりのマフラーを、お互いの首に巻いた。


「…浅賀さん!?」

「…これ…結構恥ずかしいな…一緒にマフラーするの、これっきりだから!」


照れながら言う浅賀さんを見て、私も照れる。

…誰か知らない人が見たら、きっとバカップルにしか見えないだろう…。

それぐらい私達はくっつき合っていた。


「…いつか、年の差の壁なんて気にしないで…ずっと一緒にいれるといいな…。」

「…うん!この先もず〜っと一緒にいたいね!!」
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