社会人と女子高生
お互いの距離が、すごく近付いた瞬間だった…。




―夜空に浮かぶ、キラキラ光る星を見ながら体を寄せ合う…。

私達の存在を知ってるのは、輝く星達だけだった…。

私達を繋ぐ赤いマフラーは、この時だけ…“運命の赤い糸”のように感じた…。

首から伝わる温かさが、やけにくすぐったい…。

運命の赤い糸なんて信じていなかったけど…今は信じる…。

だって…隣には微笑む浅賀さんがいるから…―
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