社会人と女子高生
けだるそうに外を見ていた私に、純が問いかけた。


「…由香里さ…同年代と付き合おうとは思わないの…?」

「ん〜そりゃ、ここに浅賀さんがいたらいいのに…とか、浅賀さんが同じ年だったら…って思うけど…。」


放課後、一緒に帰ったり…屋上でお弁当食べたり…。

みんなと同じ事が私には出来ない…。

…ふと、“ここに浅賀さんがいたら…”ってよく考える…。


「…俺と付き合う気は…?」

「全然ない!!」

「…即答かよ。」

「当たり前だよ!私は浅賀さんじゃないとダメなんだ…!」
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