社会人と女子高生

キス

夜の公園で、いまだに泣き止まない私。

浅賀さんの手が、私の頭にポンポンと優しく触れる。


「…落ち着いたか…?」

「…うん…。」

「急に泣き出すから、びっくりしたよ。」

「…ごめんね…。でも、不安だったの…。」

「…不安?」

「…私達、付き合うまでが早かったでしょ?だから、浅賀さんの気持ちがわからなくって…不安になったの…。」

「…そうだったのか…。」


公園の木々が夜風でざわざわと動く。

私はブランコを軽く揺らしながら話を続けた。


「…でもね、浅賀さんの気持ちが聞けて、安心した…!…私、浅賀さんの事、もっと好きになったよ…!!」
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