社会人と女子高生
すると、浅賀さんはブランコから離れていた浅賀さんは、私の目の前に来た。


「…本当に、彼氏が俺でいいの…?」


不安げな瞳で浅賀さんが聞いてきた。


「…当たり前だよ…!!」

「仕事ばかりで、デートもろくに出来ないよ…?」

「浅賀さんがいれば、何もいらないよ…!!」


「…これから先、寂しい思いをさせるかもしれないよ?それでも、俺で…いいの…?」


何度聞かれても、私の答えは変わらない。

私が思うのは、ただ一つ。


「…浅賀さんじゃなきゃ、ダメなの…!!」
< 38 / 169 >

この作品をシェア

pagetop