社会人と女子高生
「いいから、話せよ!」

「…本当だよ。私は10歳年上の人と付き合ってる。」

「…わかった…。」


それだけ聞いて、純は教室を出た。


なぜ純が突然そんな事を聞いてきたのか、私はわからなかった。

すると依子が口を開いた。


「もしかして、純君は…由香里の事、好きなのかも…!」

「…えぇ!?」

「それはありえるかも!あの態度と質問からして…ね。」

「絶対ないよ!第一、私はフラれてるし…。」


告白を断った人が、私の事を好き…なんてあるわけない…。

…絶対に…ない…。
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