社会人と女子高生
とりあえず生活に困らないようにと、真面目に働いた。

そうしてたら業績が上がり、昇進の噂が出てきたというわけだ。

そんな話をしていた時、見知らぬ高校生が話しかけてきた。


「…あなたが…浅賀さん?」

「…ああ、そうだけど…。」

「…お話したい事があります。少し時間をくれませんか?」

「…わかった。」


その少年は、まさしく普通の高校生って感じだった。

本来なら知らない奴は相手にはしない。

だけどその少年の姿に、なぜか由香里の姿が思い浮かんだ。

先に部下を会社に戻るように指示する。
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