社会人と女子高生
「それでも…社会人よりは会えるよ?」

「でもね…やっぱり私は浅賀さんじゃなきゃダメなの…。仕事でデート出来なくても、会えるだけで幸せなんだ…!」

「でも…やっぱり俺は諦められない!」


そう言って純は私を抱きしめた。


「ちょ…離してよ!!」

「イヤだ。離したら、あいつのところに行くんだろ?なおさら離すもんか!!」


そんな現場を…1番見られたくない人に見られてしまった…。


「…ゆか…り?何…やってるんだよ。」


浅賀さんの声は、怒りと驚きで震えていた…。
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