社会人と女子高生
「…大学時代に戻りたい…そしたら…。」

「…えっ?」

「…なんでもないっ!…亮君!イヴの日、話したいことがあるの…。…早く終わるから!…お願い…。」


この時…俺は、加奈子と別れた時の事を思い出した…。


―大学時代。

とくに就きたい職業もなかったから、とりあえずサラリーマン志望で経済学部に入った。

2年生になり、たまたま隣の席にいた奴が加奈子だった…。

加奈子は、授業がよく理解出来なかったらしく、よく彼女に教えていた。

それからしばらくしてからだ…加奈子に告白されたのは…。
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