社会人と女子高生
『私…浅賀君のこと、好きなのっ!…付き合って!』

『…俺で…いいなら。』


それから付き合い始めた。

加奈子はノリもよくて、付き合っててすごく楽だった。

それから4年生になり、就職先を決める年。

その頃から加奈子の付き合いが突然悪くなった。

理由を尋ねても、『バイトがあるから』という答えばかり。

不思議に思ってはいたが、俺もコンビニでバイトをしていたから、そんなもんだろうと思っていた。

だけどそれだけではなかった…。

久しぶりに加奈子とデートしても、加奈子はずっと携帯に夢中になっていた。
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