大好きで大切な



「何っ!???」




私はギロッと雅司を睨む。





「そ、そんなことをしたって梨花は帰って来ないんだぞ??・・・梨花だってそんなことを望ん「うるさい!!!!!!!!」早苗・・・」





雅司の言葉を遮って怒鳴りつける。




梨花は・・・・





梨花は―――





「梨花は・・・!!!?」





雅司が急に黙り込む。






その訳は・・・・






私が










雅司に包丁を向けているから―――











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