大好きで大切な




「梨花さんは、○○歩道橋近くの道路で80㌔のスピードの車に...」




まさか・・・。




そんなっ!!




「梨花は・・・梨花はどうなったんですか!?」





必死に受話器を握り締め、大きめの声で叫ぶ。





嘘だと言ってほしい、そんな一心で下唇を噛む。





「即死でした」






警察官の松井さんの言葉で暗闇のどん底まで突き落とされたような感じがした。





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