鈍感彼女と無口な彼氏
「美緒ー。起きてー」
遠くで飛鳥が私を呼んでるのが聞こえる…。
「美緒。起きないと……またするよ?」
ガバッ
「危ない!もう少しで完全に意識が飛ぶところだった…」
「…飛んでてくれたら出来たのに」
「……」
…飛鳥くん。君は何を言っているのかな…?
出来たって…その…あれのことかな…?
ってあれしかないよね。
…別に私はあれ…キ、キス…が嫌いな訳じゃないんだよ?
むしろ嬉しかった。
だって…飛鳥となんだからさ…////
け、けど恥ずかしいじゃん!
そのぉ…初めて…だし?
おまけにここは外でしょ?
あ…。さっき見たカップル達の事を思い出しちゃった。
私、同じような事をしたんだ…。
そう思うと余計恥ずかしくなってきちゃった…///
顔が段々赤くなるのを感じた。