鈍感彼女と無口な彼氏



「美緒ー。起きてー」



遠くで飛鳥が私を呼んでるのが聞こえる…。









「美緒。起きないと……またするよ?」


ガバッ




「危ない!もう少しで完全に意識が飛ぶところだった…」



「…飛んでてくれたら出来たのに」



「……」





…飛鳥くん。君は何を言っているのかな…?



出来たって…その…あれのことかな…?


ってあれしかないよね。





…別に私はあれ…キ、キス…が嫌いな訳じゃないんだよ?



むしろ嬉しかった。
だって…飛鳥となんだからさ…////



け、けど恥ずかしいじゃん!
そのぉ…初めて…だし?



おまけにここは外でしょ?





あ…。さっき見たカップル達の事を思い出しちゃった。



私、同じような事をしたんだ…。


そう思うと余計恥ずかしくなってきちゃった…///

顔が段々赤くなるのを感じた。




< 184 / 193 >

この作品をシェア

pagetop