鈍感彼女と無口な彼氏
第四章「テスト勉強」
美緒side
『どうしよーっ!!』
私は今、髪を掻き乱しながら廊下を猛ダッシュで走ってる。
何故かって?それは………
私の頭が今とっても混乱してるから!軽いパニック状態です。
いや、重症かもーっ!
バタバタッ
ガラッ
「ひひひひひかるぅー!」
私は教室に入るとすぐに光のところに行った。
「うるっさい。だまれ!」
光に酷いこと言われたけど今はそんな事気にしてる場合じゃない。
「あ、ああああぁーー」
「…あんたねぇ(怒)」
「ど、どーしよう!あああ飛鳥が、でででででぇーーーーーー」
バコッ
「うっ」
しばらくお待ちください。
「で?悠城がどうしたって?」
光が殴った頭がマジで痛い(泣)
少しは手加減してほしいよ!
あっいや、もっと手加減しろっ!とは口が裂けても言えないね…。