鈍感彼女と無口な彼氏
俺は美緒に放課後図書室に来るように言いに行こうと思ったら、安藤の席で陸が美緒と話をしていた。
「…飛鳥とデートするんでしょ?」
あいつ…(怒)
「もう飛鳥ったら超機嫌がいいんだ…」
「陸」
俺は陸の話の途中で割り込むと躊躇わず首を絞めた。
お前今何て言おうとした?
さっきは許してやったけど今は許さねー。
さっきの分までやってやった。
美緒はおろおろしてたけど俺は止めなかった。
きっと今の陸の言葉は美緒の耳には入ってないだろう。
今陸が言おうとした事を美緒に聞かれたら、俺がめちゃくちゃデートに舞い上がってるみたいじゃねーかよ。
まぁ実際舞い上がってるけど…
とりあえず聞かれなくて良かった。