鈍感彼女と無口な彼氏
飛鳥side
俺、悠城飛鳥。
今、図書室で本の整理をしているとこ。
図書委員だから、やらなくちゃいけないんだよ。
正直めんどいけど…。
別にやりたくてこの係りになったわけじゃないから。
ただ、誰もやる人がいなかったから引き受けただけ。
それより、そろそろ来る頃だと思うんだよね。
あいつが…
バンッ
「あすかぁー!!」
ほら来た。
あいつはいつもこんな感じ。俺の名前を大声で呼んで走ってくる。
正直恥ずかしいんだけど…
まぁ、嬉しがってる自分もいるんだけどね(笑)