鈍感彼女と無口な彼氏
それにしても、今の人可愛かったなぁ。
髪がクルクルしてて、いかにも女の子ですって感じの子だった。
それに比べ私は…。
「美緒」
「あぁ光。どうしたの?」
「それはこっちのセリフよ。なに辛気くさい顔してんのよ。キモいわよ」
「キモいって…えっ!?ひどっ!」
光がこういう事を言うのはいつもの事だけど軽く傷つくんだよね。
まぁそれはとりあえず置いといて、私は今さっきあった事を全て光に話した。
「あんた馬鹿じゃないの?そこは普通『行かないで。』って言うとこじゃない!」
「え?だって、大事なお話があるって言ってたし」
お話はちゃんと聞かないといけないと思ったんだもん。