鈍感彼女と無口な彼氏
美緒side
暫くして飛鳥が私を離したから魂は全て抜けずにすんだ。
後5秒してたら全部抜けてたね。
「あ、美緒!明日、1時に駅で待ち合わせ」
「…へ?」
私を離した瞬間飛鳥がいきなり言い出した。
「『へ?』じゃない。デートのこと。分かった?『はい。』は?」
「はい…」
デート…
あぁそう言えばさっき教室で飛鳥がそんな事言い掛けてたような…。
そっか、明日デートか。
って、デート!!!!!!!!!?
え!?明日!?えぇーっどうしよう!こ、心の準備がぁー…。